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年金受給額は計算できる?

 この裁判で、年金未来損害額を算出することになった。
 インターネットで社会保険庁が掲示している資料をもとに、苦労していろいろ計算を試みたが、厚生年金基金とのからみもあり、定額部分と比例報酬部分とに分かれており、また基金が代行している基本部分というものがあった。
 その代行部分も社会保険庁の掛け率と基金独自の掛け率が違っており、規程改定前が1%改定後が0.077%基金の方が高い率で計算されているというように差がある。
その比例報酬部分は、代行部分を差し引いて計算される。
そして、平均比例報酬月額が計算の大元になるのであるが、その部分は、社会保険庁のほうで、ブラックボックス的に管理されており、各年度で再評価額や物価スライド率が変更になっていて、手計算により自分で算定することは殆ど不可能に近いのである。
 一審判決で出た金額を報酬月額に加算したものに置き換えて、社会保険庁で計算をしてもらった。
 考えるに、社会保険庁の今の状態では、もしも改定時に、いい加減なルーチンを入力してきたとしたら、果たして今受給している年金額は正しいのか??? なんとも恐ろしい現実ではありませんか。
 皆さん、自分の年金受給額は果たして計算できますか?また正しいのかわかっていますか? ちなみに、私がもしも17年間毎月5万123円高い賃金をもらってきたとして、社会保険未来損害額を計算してみたところ、余命23年分の未来損害額はたったの160万円でした・・本当?

  by dorako57 | 2006-02-25 06:46 | 年金手帳

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